三和 琥珀
ヒロインの中で一人だけ異彩を放っているように思う。まさか、正直ここまで真面目に描いてくるとは思ってもみなかったので驚いたが、キャラ設定を崩さずにあそこまで持っていくのはすごい。
一難去ったから解決、じゃなく、さらに色々な問題点を提示してきて面白かったなぁ。父親との全面対決があるのかな、とか思ってたんだが、そうは行かなかったですね。
というか、父親に言及するのは、瑠偉の怒りのみ。今思えば、それはそれで良いのだ。否定することは、きっと自己の存在を脅かしてしまうのだから。だから、あの時点ではEDがベストなんかなぁと。
このルートでのみ、瑠偉は自力で借金を返済しようとする。彼女が好きだから、自分を信じて欲しいから。他のルートと被るところも多いけど、でも、こんときの瑠偉は格好いいよ。まぁ、ちょい変態だけど(笑
久保田 千寿
寂しいから。一人は嫌だから。みなが求める王子を演じる。意外だったのは、仮初めだと、そう彼女が気づいていることだった。
どのルートよりも、主人公が女っぽく、ハーレムっぽい。好きだから、その感情をみんなにも知って欲しい。彼女の思考は分かるんだけど、主人公の考え方に若干ついて行けなかったよ…
でも、一人だけ変わるんじゃなく、二人とも変わるのは好き。瑠偉にどうなのよっ?!って言いっぱなしだったとしても。
剣菱 精華
壊れていくロボ(笑
その様子や、過程が笑える。マジかよ、って。だから、このままギャグで突っ切ってくれればよかったのになぁと。立ち向かっていくのは悪くない、悪くはないんだけど……すっきりする落とし方ではなかったかなと。
秋山 美冬
題名と一番リンクしていたんじゃないかな。乙女に傾倒していく美冬にはすごく笑わされる(笑
自分が期待していた雰囲気とちょうどあっていて、よかった。瑠偉が男らしい姿を見せたのに、ますます女装瑠偉に萌える美冬はぶっちゃけ壊れてる(笑
大友 真希+まとめ
まず、真希EDはいらないかなと。男×男は否定しない。だって、『はぴねす りらっくす』で、準とのありのままのエロが好きな人ですから、ええ。だから、もしそういう展開にもって行くのなら、こういうオマケ的な扱いはどうなのかなと。あと、同性で描くのなら、そこに異性観はいらないと思うのですが、どうでしょう。
真希の存在がもったいなかった。もっと他のキャラとの絡みがあれば、と。んでもって、ヒロインと主人公との関係を脅かしてくれればなお良し、だったんだが。
ハーレムルートがないのが残念で仕方がない。せっかく、こんなにも準備万端なのに、それを使わないとは…orz