『いつか、届く、あの空に。』




制作:Lump of Sugar
発売:2007/1/26
プレイ:2007年
霜月はるかさんが主題歌
OP見て、設定見て
これは面白いはず!と意気込んでたんだけど…
私が求めていた物とはちがったorz




*ちょいネタバレあり






ん〜何て言ったらいいんだろう。あのふたご座の期間までの雰囲気が好きだったので、あのままいってくれたら、ほのぼのゲーとしてかなり良かったんですが……。

 キャラのよさ、って言うか表現が好きですね。このキャラはこうするだろう、だから、シナリオなんて関係ないんだって言う力業(笑それでも、そうあってくれたらいいなってユーザーも思っているから、それはそれで良いんだと思うし、それも一つの方法だと思う。

 だからこそ、傘の最後のやり方は好きではなかったですよ。彼女が「明日宿傘」であるべきならば、どうしてラストもそうではなかったのか結局、逃げ道を示しているようにしか思えない。
 だって、彼女が微笑んでいる姿も、刺している姿も認めるべき現象だ。しかし、彼女は使命を捨てて、安穏な日々へと投下していってるのではないだろうか。融合?そんなものは信じない。彼女の中でアレは巨大なものとして存在しているはずだ。それをそうそう消し去ることができるだろうか。
 もし、それを表現したくないのならば、主人公達が知っている「明日宿傘」であり続けるべきだ。彼女が彼女らしくあるために、キャラを生かすために――シナリオに走るべきではなかった。  
 
 えっと、ほかの二人はへぇ〜やっぱり〜って感じで特に何も感慨もなく。と言うよりですね、キャラの絡みがいいです。まぁ、妹の暴走は若干引いてしまいましたが(苦笑
 でも、それでも、彼女達は彼女達でずっとあり続けてくれましたし、ゲームの雰囲気を崩すことなく、テンポの良い会話で良かったです。

 盛大に声を上げて文句を言いたいのは、
 なぜに、のんと愛が攻略できんのだっ!
 これはあるまじき行為ではないのだろうか。自分はのんを狙ってたのでありますよ? それがなぜこんな風になってしまったのだろうか。
 お姫様のキャラを色濃く表し、なおかつ違う方面も見せる彼女はこのゲームの座標のような気がしたんだが。ホント、残念で仕方がない。おそらく、彼女を描こうとすると作風が崩れてしまうおそれがあるからなんだろうが……ショックだ。





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